2018年5月15日火曜日

「あのね」

クレヨン牧師のミニエッセイ

あのね」
 
 長女はいま「せんせい、あのね」という作文を書くのが楽しみのようです。先日はこんなことを書いていました。
 
 「せんせい、あのね。わたしのおとうさんのなまえは、やすひろといいます。おかあさんはてるみです。わたしははなみといいます。いもうとはまなみです。あかちゃんはみなみといいます。みんなみがつきます。でもおとうさんだけみがつきません」と。すると、先生の返事は「みんなすてきななまえですね。おとうさんもみはつかないけれど、やすひろというなまえはすてきななまえですね」と。微笑ましくて、なんだかうれしくなってきました。長女と先生のやりとりのなかで、何か暖かいものが行き交っているような感じがします。そのやりとりを見ていると、神様と私たちも同じやりとりをしていることに気が付きました。
 
 「祈り」とはそのようなものではないでしょうか。「かみさま、あのね」と感じたこと、感謝したいこと、訴えたいことなどを、書き連ねているような日記かもしれません。その日記へは、御言葉というすばらしいもので返事をくださるのです。
 
 いつもは親としての権威をみせている私ですが、やっぱり祈りの中では神様の子供です。思いっきり甘えてみたり、怒られてみたり、感謝したり、訴えたり。どんなときも返事を返してくださる神様に心から感謝です。