2017年6月1日木曜日

張り紙に

クレヨン牧師のミニエッセイ

「貼り紙に教えられ」
 
 子どもを叱りながら、いつも心に思うことがあります。それは、「なんでこんなにイライラしているのだろう」ということです。普段なら許せることが許せない。止めよう止めなければと思いつつも、エスカレートしてくるのです。そんな時ほどイヤな嫌悪感に打ちのめされるのです。
 
 先週の金曜日でした。いつものように嫌悪感に落ち込む叱り方をしたので、礼拝堂で祈っていました。神様に懺悔をして家に帰りますと扉に手紙があってありました。皆さんはこれを読むことができますか。
 
 解説すると、「おとうさん、このおうちはおこったらはいらないでね」だと思います。私はこの貼り紙をみてなぜか涙がでてきました。ここは牧師館だった。ここは神様の家なんだと実感させられたのです。自分のイライラや、自分中心の怒りがどれだけ人を傷つけるかを教えていただきました。教会・牧師館は神様に聖別された場所です。同じようにみなさんのお宅も神様に聖別された場所です。そこを汚すために社会のいろいろな誘惑が襲ってきます。しかし、そこは聖霊の家なのです。その聖霊の働きがあるからこそ、私たちは守られて生きていくのです。