2017年2月15日水曜日

信仰が伝わって

クレヨン牧師のミニエッセイ
「信仰が伝わって」
 
 突然の出来事にビックリしました。礼拝からの帰り道で、教会の婦人が高校生の乗った自転車とぶつかり大腿部を骨折されました。なにか朝からいやな予感がありましたが、気が重くて仕方ありません。
 
 しかし、初めて救急車に乗る経験もできました。感想はといえば、「わりと乱暴な作りなんだな」ということです。病院につくまでの間、救急車の固いベッドで、しかもよく揺れるので姉の痛さはどれほどのものかと、私まで痛みが伝わってきました。そのような痛さにもかかわらず、「あの方はまだ若いのだから、あまり責めないでくださいね」と、事故をおこした高校生を気遣う姉の言葉に感動しました。
 
 救急車の中で「朝から早くいって、礼拝堂の椅子の掃除をしていてよかったわ。来週でもいいかと思ってましたけど、イースターの前にできてよかった」と。また、診察室のベットの上では、「来週イースターの献金を出そうと思っていましたけれど、こんな状態ですのでカバンに封筒がありますから取ってくださいね」と。
 
 姉の信仰が伝わってきて涙がでそうになりました。イースターの献金は姉の礼拝復活のときに、神様が頂かれることでしょう。(